ショパンポロネーズ難易度10段階評価-難易度順ランキングも公開 | ショパンを弾くには?曲の難易度、曲目解説、ピアノの弾き方を解説



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ショパンポロネーズ難易度10段階評価-難易度順ランキングも公開

ショパンポロネーズ難易度10段階評価-難易度順ランキングも公開
ショパンポロネーズ難易度を10段階評価及び難易度順ランキングを発表します。

1(易)⇒10(難)です。

有名な曲については、第3番の軍隊ポロネーズが比較的取り組みやすいですが、6番の英雄ポロネーズや7番の幻想ポロネーズはかなり難関です。

初心者は3番から手をつけると良いでしょう。

なおポロネーズの練習方法について解説した動画がありますので是非ご覧ください。

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ショパンポロネーズ難易度10段階評価

ポロネーズ第1番OP.26-1 難易度6

難しい理由
(1)テクニカルな要求
ポロネーズは独特のリズムを持っており、慣れるまでは難しく感じるでしょう。

(2)リズムとテンポの変化
曲中に多くのリズムの変化やテンポの変化、そしてメロディの変化があり、それらを正確に演奏することが難しいとされています。 (3)音楽的な表現の幅広さ
主題は情熱的で力強い表現が求めれ、中間部ではしっとりとした柔らかな雰囲気の表現が求められます。これらをピアニストが表現することは容易ではありません。
練習のコツ
(1)音楽的な表現
演奏技術は比較的容易な部類に入りますので、音楽的な表現に力を注ぐことをお勧めします。 旋律の美しさやリズムの鮮やかさ、ダイナミクスの変化などを意識しながら演奏することが重要です。

(2)フレーズの繋がりを意識
各フレーズをつなぎ合わせるために、音楽的な繋がりを意識しましょう。滑らかなフレージングや適切なリリースを行うことで、曲全体の一体感を高めることができます。

以下の練習法動画を参考にしてみてください。

ポロネーズ第2番OP.26-2 難易度6

難しい理由
(1)リズムとテンポの変化
曲中に多くのリズムの変化やテンポの変化があり、それらを正確に演奏することが難しいとされています。特に、中間部にさしかかると主題とは全く別のメロディが登場するのでその移り変わりが結構 難しいでしょう。

(2)音楽的な表現の幅広さ
このポロネーズは全体的に陰鬱な情景を現した曲です。特に、独特のポロネーズの舞曲のリズムを ベースとして陰鬱さをいかにして表現するかが問われます。
練習のコツ
(1)テンポの安定
全体的に遅いテンポの曲ですが、まずは安定したテンポで演奏することを意識しましょう。テンポの安定を保つことで、曲全体のリズムやフローを確保することができます。

(2)テクニカルなパッセージの練習
演奏しにくい箇所があったら、それらを集中的に練習しましょう。

以下の練習法動画を参考にしてみてください。

ポロネーズ第3番OP.40-1【軍隊】難易度5

難しい理由
(1)テクニカルな要求
このポロネーズは比較的速いテンポで演奏されることが多く、高度なピアノ技術が求められます。トリル、速いパッセージや複雑なアクセント、オクターブが含まれています。

(2)リズムとテンポの変化
主題も中間部も含めて 曲中に多くのリズムの変化やテンポの変化があり、それらを正確に演奏することが難しいとされています。

(3)音楽的な表現の幅広さ
軍隊と呼ばれるとおり、勇ましさを表現するためには情熱的で力強い表現が求められる作品です。
練習のコツ
ポロネーズの中では比較的容易な部類に入りますが、手が大きくないと届かない音符が 登場する箇所があるので、手の小さい人は苦戦するでしょう。

ただ、2つの音を1つの指で同時に打鍵するなど工夫をして乗り切ることを おすすめします。

また中間部にはトリルが連続して登場しますが、力を入れすぎると疲労で疲れ果ててしまうので、 うまく力をセーブするように心がけましょう。

以下の練習法動画を参考にしてみてください。

ポロネーズ第4番OP.40-2 難易度5

難しい理由
(1)テクニカルな要求
左手でメロディーを奏でて、右手で和音の伴奏を奏でる構造になっています。

ですので右利きの人には演奏しにくいと感じるでしょう。

(2)音楽的な解釈の難しさ
悲愴感が全体的に漂っており、それをポロネーズのリズムに合わせて表現する 力量が問われます。曲の情景や感情を理解し、それを音楽的に表現するための解釈力 が求められるといっても過言ではありません。
練習のコツ
苦手なパッセージが見つかったら、曲を小さなセクションに分割して練習しましょう。特に、テクニカルなパッセージやリズムの複雑な部分をピックアップして集中的に練習することが重要です。全体を一度に演奏するのではなく、セクションごとに練習を積み重ねていきましょう。

以下の練習法動画を参考にしてみてください。

ポロネーズ第5番OP.44 難易度9

難しい理由
(1)技術的な要求
このポロネーズはポロネーズの中でも最も難しい部類に入る曲です。 速いアルペジオやオクターブ、トリル、マズルカなどの技術的なパッセージが含まれています。これらのパッセージを正確かつ流暢に演奏するには、高度なピアノ技術が必要です。

(2)リズムとテンポの変化
悲愴的な主題と、中間部の美しいマズルカが対比構造となっていたり、 曲中に多くのリズムの変化やテンポの変化があり、それらを正確に演奏することが難しいとされています。特に、速いテンポでのパッセージや、リズムの複雑な変化が演奏者に技術的な精度を要求します。

(3)音楽的な表現の難しさ
特に、ポロネーズ特有の舞曲のリズムや情熱的な旋律の表現が重要です。また、曲全体の音楽的な構造やフレーズの解釈も難しいとされています。
練習のコツ
オクターブで演奏する箇所が頻発するため、手が小さい人には辛い曲です。 エチュードOP.25-10などでオクターブ奏法を徹底練習をした上でこの曲に取り組むと 演奏しやすくなるでしょう。

また中間部でマズルカが登場しますが、できれば事前に何曲かマズルカを演奏しておくと、 その独特のリズム感を体感できるようになるでしょう。

以下の練習法動画を参考にしてみてください。

■パート1


■パート2


■パート3


■パート4

ポロネーズ第6番OP.53【英雄】難易度9

難しい理由
(1)技術的な要求
英雄ポロネーズは非常に技術的に難しい曲です。 冒頭では4度の半音階、中間部では左手のオクターブ奏法が要求されるなど、 速いテンポや複雑なパッセージが多数含まれており、高度なピアノ技術が要求されます。

(2)リズムとテンポの変化
主題と中間部は全く異なる曲想であり、多くのリズムの変化やテンポの変化があり、それらを正確に演奏することが難しいとされています。特に、速いテンポでのパッセージや、リズムの複雑な変化が演奏者に技術的な精度を要求します。
練習のコツ
(1)セクションごとの練習
曲全体を一度に練習するのではなく、小さなセクションに分割して練習しましょう。特に、テクニカルなパッセージやリズムの複雑な部分をピックアップして集中的に練習することが重要です。セクションごとに練習を重ねることで、曲全体の演奏が安定します。

(2)テクニカルなパッセージの練習
曲中に多くの技術的なパッセージが含まれていますので、それらを重点的に練習しましょう。 最大の難所は中間部の左手のオクターブです。薬指を使って黒鍵を打鍵し、小指を使って白鍵を打鍵するなど指の構造を考えた上での指使いを検討すると上手くいくことが多いです。

(3)リズムとテンポの安定
ポロネーズは複雑なリズムと急速なテンポの変化が特徴です。リズムやテンポを安定させるために、メトロノームを使って練習することをお勧めします。特に、速いパッセージやリズムの複雑な部分をゆっくりと練習し、徐々にテンポを上げていくと効果的です。

(4)音楽的な表現
曲の情熱的な性格を表現することが重要です。力強く、情熱的な表現を意識して演奏しましょう。特に、メロディーの美しさやリズムの鮮やかさを引き立てるために、表情豊かな演奏を心がけましょう。

(5)楽譜の分析
楽譜を詳細に分析し、音楽的な構造やフレーズの特徴を把握しましょう。曲の構造やテーマの変化を理解することで、より効果的な演奏が可能になります。

以下の練習法動画を参考にしてみてください。

■パート1


■パート2

ポロネーズ第7番OP.61【幻想】難易度9

難しい理由
(1)技術的な要求の高さ
幻想ポロネーズには、高度なピアノ技術が要求される箇所が多数含まれています。、複雑なオクターブ、和音の連打、難解なフレーズなどが演奏者に技術的な精度を求めます。

(2)音楽的な表現の難しさ
幻想ポロネーズは陰鬱な表現が求められる曲です。ポロネーズのリズムを刻みながらも陰鬱さを表現しなければならず、そのためには音楽的な理解と表現力が必要です。
練習のコツ
曲中には高度な技術を要するパッセージが多く含まれています。例えばオクターブ、トリルなどのパッセージなど難しいと感じたパッセージを見つけたらそこを重点的に練習し、正確なタッチとスムーズなフレーズの演奏を目指しましょう。

以下の練習法動画を参考にしてみてください。

アンダンテスピアナートと華麗な大ポロネーズOP.22 難易度8

難しい理由
(1)テクニカルな要求の高さ
この曲は技術的に非常に要求が高く、速い速度でのオクターブ奏法、難解なフレーズなどが多数含まれています。特に、両手が複雑なフレーズを同時に演奏する箇所や、高速で急速な音符のパッセージが連続する箇所などが挙げられます。

(2)リズムとテンポの変化
曲中には多くのリズムの変化やテンポの変化があります。これらを正確に演奏するためには、安定したリズム感とテンポのコントロールが必要です。

(3)音色の使い分け
この曲では、様々な音色の使い分けが求められます。柔らかい音色から力強い音色まで幅広い表現が必要であり、演奏者はピアノのタッチやフレーズごとの音色の変化を巧みに扱う必要があります。
練習のコツ
アンダンテ・スピアナートと華麗な大ポロネーズは華麗で情緒的な表現が求められる曲です。曲の美しい旋律や情熱的なパッセージを表現するために、音楽的なフレーズの解釈や表現力の練習を行いましょう。

ちなみに 非常に長い曲ですが、同じパッセージの繰り返しが多いことに気づくはずです。

また 曲中には高度な技術を要するパッセージが多く含まれていますが、その個所だけ 徹底練習をすれば演奏できるようになるでしょう。

以下の練習法動画を参考にしてみてください。

■パート1


■パート2


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ショパンポロネーズ難易度順ランキング

難しい曲から順番に上から並べました。

・1位:ポロネーズ第5番OP.44 難易度9
・2位:ポロネーズ第7番OP.61 難易度9
・3位:ポロネーズ第6番OP.53 難易度9
・4位:アンダンテスピアナートと華麗な大ポロネーズOP.22 難易度8
・5位:ポロネーズ第1番OP.26-1 難易度6
・6位:ポロネーズ第2番OP.26-2 難易度6
・7位:ポロネーズ第3番OP.40-1 難易度5
・8位:ポロネーズ第4番OP.40-2 難易度5

ショパンは難曲が多いので独学での練習に限界を感じたら良き先生を探してみましょう。
ピアノ教室の選び方の注意とピアノの先生の探し方のコツ4選まとめ

なお英雄ポロネーズを華麗に編曲した曲もあるので是非チェックしてみてください。
カーメンキャバレロピアノ編曲ショパンお勧め-楽譜、CD、動画情報

まとめ

ポロネーズに関するお役立ち情報をまとめましたので是非参考にしてください。

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