ショパンワルツCDお勧め聞き比べ10選-名ピアニストの名演が光る | ショパンを弾くには?曲の難易度、曲目解説、ピアノの弾き方を解説



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ショパンワルツCDお勧め聞き比べ10選-名ピアニストの名演が光る

ショパンワルツCDお勧め聞き比べ10選-名ピアニストの名演が光る
ショパンワルツCDお勧め聞き比べ10選です。

ここではアシュケナージ、ブーニン、ルービンシュタイン、中村紘子、カツァリス、山本貴志、ルイサダ、フランソワ、リパッティ、ピリスのCDを徹底比較してレビューします。

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ショパンワルツCDお勧め聞き比べ10選

アシュケナージ「ショパン:ワルツ(全19曲)」

ユニバーサルクラシックからリリースされた アシュケナージの「ショパン:ワルツ(全19曲)」です。

有名な1番の華麗なる大円舞曲や6番の子犬のワルツなど、 流石のアシュケナージは安定的な技巧と詩情豊かな演奏で、 ショパンの魅力を凝縮した珠玉のワルツ全曲を、完璧に演奏してくれています。

やはり最後まで安心して聴きとおせるのはアシュケナージの演奏だからなのかも しれません。

録音全般に言えることですが、スタンダードでお手本となりうる演奏 を一人挙げるとしたら、間違いなくアシュケナージの録音と いえます。

ちなみに多くのピアニストが14番までの録音が多いのですが、19番まで 収録されている貴重な録音ですので 14曲では物足りないという方は、是非とも残りのワルツも 聴いてみてください。

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ブーニン「ショパン:14のワルツ集」

ユニバーサル ミュージックからリリースされた ブーニンの「ショパン:14のワルツ集」です。

1985年のショパンコンクール11回で、ブーニンは ワルツ第4番を演奏したのですが、 かなりの高速なスピードで その姿は、まるでコサックダンスを踊るかのような、 鋼のような強靭なテクニックで演奏し、審査員と聴衆から 圧倒的な支持を得ました。

ショパンコンクールでのあの感動と興奮をもう一度 味わいたい方にはうってつけの録音です。

ちなみに4番だけでなく、1番から14番までひととおり聴くことができる 貴重な演奏です。

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ルービンシュタイン「ショパン:ワルツ集(全14曲)」

SMJからリリースされた アルトゥール・ルービンシュタインの「ショパン:ワルツ集(全14曲)」です。

ショパン盤の録音としてはルービンシュタインの録音は非常に 高い評価を受けており、 その中でもワルツ集は、ロマンティックで優雅で無邪気な演奏として 仕上がっています。

74歳の録音ということですが、円熟期の演奏ということもあり 風格の漂う演奏となっています。

ワルツは優雅な曲からメランコリックな曲まで万華鏡のような 曲集ですので、これを音色の変転を惜しげもなく披露してくれるのが 最大の魅力だと思います。

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中村紘子「ショパン:ワルツ」

ソニー・ミュージックレコーズからリリースされた 中村紘子の「ショパン:ワルツ」です。

日本を代表する女流ピアニストである 中村紘子のショパン全集シリーズの記念すべき1作が コレ!

ワルツはショパン初心者が取り組むケースの多い 人気のある曲集です。

女性のピアニストというと、弱々しいという印象を受けるかもしれませんが 中村紘子の演奏は結構強烈な打鍵での演奏を披露してくれ、 上品な曲からダイナミックな曲まで、堂々たるスケールを持った模範的な演奏だと思います。

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カツァリス「ショパン:ワルツ集」

ワーナーミュージック・ジャパンからリリースされた シプリアン・カツァリスの「ショパン:ワルツ集」です。

ショパンを弾くというNHKの番組がかつて人気番組として 話題となった時期がありましたが、そのときのピアノ講師が シプリアン・カツァリスでした。 カツァリスはとてつもない抜群な超絶技巧の持ち主であり、 それを駆使してとても冴えた演奏が魅力です。

カツァリスはスタンダード的な演奏をするというタイプである というよりむしろ、個性的な演奏をするタイプなので、 時には、ちょっとやり過ぎなのではないかと思える演奏に 出くわすこともあるかと思いますが、 かなり説得力のある演奏であることは変わりありません。

ちょっと優等生的な演奏に飽きてしまったという方にとっては よい刺激を受ける演奏だと思います。

ちなみにアシュケナージ版と同様、19曲まで 収録されている貴重な演奏です。

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山本貴志「ショパン:ワルツ集&舟歌」

エイベックス・マーケティングからリリースされた 山本貴志の「ショパン:ワルツ集&舟歌」です。

第15回ショパンコンクールで第4位に入賞した山本貴志ですが、 現在も注目を浴びている若手ピアニストとして活躍しており コンクールで立派な成績を残したことがきっかけで、 ついにCDのリリースが決まりました。

ショパンコンクールではとてもダイナミックな硬い音質 に圧倒されたというのが印象的でしたが、 このワルツでは、ダイナミックというより 華麗さやメロディーの美しさで聴くものを魅了する 演奏に仕上がっています。

山本貴志はまだ若いですが、落ち着いた演奏で安心して聴いていられる 演奏です。

是非とも聴いてみてください。

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ルイサダ「ショパン:ワルツ集」

インディペンデントレーベルからリリースされた ジャン・マルク・ルイサダの「ショパン:ワルツ集」です。

ルイサダはショパンコンクール第11回で5位に輝き、マズルカ賞を 獲得しているピアニストで、 マズルカにもいえることですが、ルイサダは3拍子の音楽を 得意としているようです。

ショパンのワルツでもルイサダの軽快なリズムが大きな パワーを発揮して、聴く者を喜ばす不思議な力を兼備しているように思えてなりません。

ちなみに スタンダード的な演奏から若干外れていますが、 ショパンの洗練されたワルツの特徴が凝縮された貴重な 録音です。

できればマズルカの録音とセットでお聴きすることをおススメします。

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フランソワ「ショパン:ワルツ集(第1番-第14番)」

EMIミュージック・ジャパンからリリースされた サンソン・フランソワの「ショパン:ワルツ集(第1番-第14番)」です。

サンソン・フランソワはロンティボーコンクールで優勝していることからも わかるとおりフランス音楽を得意とするピアニストです。< しかしショパンの録音も非常に多く、ショパンを得意としています。

フランソワの演奏は即興演奏に近いとても洒落た演奏をするピアニストで、 軽やかなタッチや、独自のリズム感が非常に魅力的です。

音楽の価値観によっては、フランソワの演奏を許容範囲外と 解釈する人もいるかもしれませんが、フランソワの演奏のファンという 方にとっては、何度聴いても味がある演奏と解釈するのではないでしょうか?

とてもオシャレなワルツなので、 お酒を飲みながら聴いてみるのも良いかもしれません。

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リパッティ「ショパン:ワルツ集」

TOSHIBA-EMI LIMITEDからリリースされた リパッティの「ショパン:ワルツ集」です。

ワルツ集の録音は星の数ほど出回っていますが、 名演といわれる録音は非常に少ないという印象を受けます。 なかでもリパッティの録音は非常に評価が高いといわれており、 熱く燃えるような情熱と駆使した 個性的な演奏が魅力的な点です。

ワルツのほかには、練習曲OP.25-5、黒鍵のエチュードOP.10-5、 ノクターン8番OP27-2が収録されていますが、どれもワルツ的な 優雅な雰囲気の曲を意図的に選曲しているという印象を受けました。

ワルツと組み合わせて聴くのもなかなか素敵なので是非 視聴してみ欲しいと思います。

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ピリス「ショパン:ワルツ集(全14曲)」

ワーナーミュージック・ジャパンからリリースされた ピリスの「ショパン:ワルツ集(全14曲)」です。

ワルツ第4番からスタートする珍しい配列にちょっと面食らってしまったのは 私だけでしょうか?

ちなみに ワルツ第4番といえば、ショパンコンクールでブーニンが演奏していて 圧倒的な支持を得た演奏が蘇って来ます。

ブーニンの演奏が男性的な力強い演奏であるのに対して、 ピリスの演奏は、女性であることも影響しているのかもしれませんが、 しっとりとした洗練されたサロン的なおしゃれな演奏を披露してくれます。

最近の録音であるため、音質がとても良いのも 非常に魅力的な点の一つでしょう。

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まとめ

以上がショパンワルツCDお勧め聞き比べ10選でした。

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