ショパンプレリュードCDお勧め聞き比べ10選-凄腕の演奏が光る
ショパンプレリュードCDお勧め聞き比べ14選です。
ここではアルゲリッチ、ポゴレリチ、ブーニン、ポリーニ、アシュケナージ、ブレハッチ、キーシン、ピリス、三浦友理枝、コルトー のCDを徹底比較してレビューします。
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Contents
ショパンプレリュードCDお勧め聞き比べ10選
アルゲリッチ「ショパン:24の前奏曲集」
ユニバーサル ミュージッククラシックからリリースされた マルタ・アルゲリッチの「ショパン:24の前奏曲集」です。かなりダイナミックな演奏をするマルタ・アルゲリッチですが このプレリュードでも彼女の力を思う存分に発揮した録音となっています。
出だしの1番からからかなりハイテンポであり、ポリーニ の演奏よりさらに早いのが大きな特徴で 24枚のスケッチ的な風景画を一枚一枚ピアノという楽器を駆使して 鮮やかに再現してくれます。
とくに最難曲の16番は左手である1音だけミスタッチが惜しいとはいえ 炎のような演奏で凄まじいとしか言いようのない 素晴らしい演奏です。
また終曲の24番もとてつもないパワーで演奏して凄みを感じざるを得ない名演です。
さらに OP.28のプレリュードだけでなくOP.45や遺作のプレリュードも収録 されていますし、 マズルカOP.59と幻想ポロネーズOP.61と舟歌と英雄ポロネーズOP.53まで 収録されているサービス精神旺盛な録音で、 なかなかセンスのあるカップリングだと感心してしまったのは私だけではないはずです。
アルゲリッチはあまり録音をしないことで有名ですが、限られた録音の中でも 最高傑作の一つといっても過言ではない必聴のCDと言えます。
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ポゴレリチ「ショパン:24の前奏曲」
ポリドールからリリースされた ポゴレリチの「ショパン:24の前奏曲」です。ショパンコンクール第10回では、優勝者のダンタイソンよりも 有名になったポゴレリチがショパンプレリュードをリリースしてくれました。
ポゴレリチの演奏の特徴は、独自のテンポで霊気の漂ったような妖艶な演奏を するという点で、 マルタアルゲリッチに天才と呼ばれただけあってテクニックは天下一品です。
とくにプレリュード24番はショパンコンクールで演奏したときは かなりハイテンポの荒い演奏でゾッとさせられた演奏でしたが、 この録音は完璧さを極限まで追及した名演奏です。
あまりにも激しすぎるという感じもしますが、これがポゴレリチの 個人的なショパンの解釈であったのだと思います。
ちなみにCDのジャケットのポゴレリチを見れば分かると通り、 かなりのイケメンなのも見逃せません!
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ブーニン「ショパン:24の前奏曲」
EMIミュージック・ジャパンからリリースされた ブーニンの「ショパン:24の前奏曲」です。ショパンコンクールを物凄い成績で優勝したブーニンですが、 ショパンコンクール当時の演奏は結構荒っぽい演奏が目立ちましたが、 ある程度年数がたってから、 かなり演奏が丸くなり、 どの曲も磨きが掛かってより完璧度がアップした印象です。
このショパン24の前奏曲も決して例外ではありません。
ちなみにブーニンのショパンプレリュードの中で最も好きな曲は 雨だれで、 とてもしっとりとした雨だれで、ブーニンは心でピアノを演奏する ピアノの詩人であるといっても過言ではないでしょう。
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ポリーニ「Chopin: Preludes Op.28」
Universal Music LLCからリリースされた ポリーニの「Chopin: Preludes Op.28」です。流石ショパンコンクールを満場一致で優勝しただけあって 絶対に聴いて欲しい演奏の中の一つです。
一曲一曲がとても短いながらも、独自の風景画の色彩が色鮮やかに浮き出されれてくる 印象を受けます。
数あるショパンプレリュードの録音の中でもスタンダードな演奏になる といっても過言ではありません。
ちなみにCDのジャケットを見ると分かるとおり、ポリーニはまだとても 若々しく、まだショパンコンクールで優勝して間もない頃ですので、 技巧も冴えていてどの演奏も完璧に演奏しきっている名演です。
ショパンエチュードも素晴らしいですが、このプレリュードも 聞き捨てなら無いのは事実です。
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アシュケナージ「ショパン:前奏曲(全曲)/即興曲(全曲)」
ユニバーサル ミュージック クラシックからリリースされた アシュケナージの「ショパン:前奏曲(全曲)/即興曲(全曲)」です。かなりゆったりのテンポで演奏しているのが全体的な印象です。
とくにアルゲリッチやポリーニ版を聴いた人にとっては、 なぜこんなゆったりと演奏するのだろうと思った方もいるかもしれません。
ショパンプレリュードは短い楽想が感情の赴くままに 風景画のように発展するというムダのないすばらしい音楽が展開されていますが やはりアシュケナージの演奏は安心して聴ける演奏であるというのは変わりありません。
時には柔らかくやさしく、特には激しく情熱的に演奏を披露してくれ、 この曲集はアシュケナージにピッタリな曲集なのかもしれないと思いました。
ちなみに即興曲全曲まで収録されているのはウレシイです。
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ブレハッチ「ショパン:前奏曲全集、2つの夜想曲」
ユニバーサルクラシックからリリースされた ラファウ・ブレハッチの「ショパン:前奏曲全集、2つの夜想曲」です。ブレハッチの演奏全般で言えることは、非常に楽譜に忠実に音楽を 再現している点です。
ブレハッチ自身がインタビューで 楽譜から読みとったものを、ショパンの尊敬を込めてピアノを 演奏することが自分の使命であると述べていました。
そんな思考回路がインプットされているブレハッチの演奏を聴くと、 本当にショパンの再来といわれるに相応しい演奏であると思いました。
一般的な若いピアニストがショパンを演奏するとなると、 派手に演奏しがちなのですが、ブレハッチは決してそんな演奏は しないという信念を持ったピアニストです。
実際ブレハッチのショパンプレリュードの演奏を聴いてみると オーソドックスであるにせよ、端正で整っていて上品でかつ繊細な演奏であることが ヒシヒシと伝わってきます。
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キーシン「ショパン:24のプレリュード」
BMGメディアジャパンからリリースされた エフゲニーキーシンの「ショパン:24のプレリュード」です。昔から神童と呼ばれたエフゲニーキーシンのショパンプレリュードが リリースされました。
キーシンの演奏の特徴は、力強くスケールが大きく、かなり 聴き応えのある演奏を繰り広げてくれる点です。
キーシン自身が、自分はこう弾きたいと思いいう絶対の自信を持ってい るのではないかと個人的に思っています。
演奏する姿を実際に見たことがあるひとはわかると思うのですが、 頭をくるくる回転させながら演奏させるという独特な演奏スタイルを していて、これはキーシンが幼いころから変わっていないようです。
ちなみに ソナタ第2番OP.35と英雄ポロネーズOP.53もおまけで付いてくるので なんだか得した気分になれます。
充実した演奏会を聴きに来たと思えるようなコンテンツです。
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ピリス「ショパン:24の前奏曲集」
ワーナーミュージック・ジャパンからリリースされた マリアジョアン・ピリスの「ショパン:24の前奏曲集」をレビューします。今回のアルバムは1995年のショパンコンクールでワルシャワショパン協会ディスク大賞を 受賞したほども名演奏といわれているそうです。
ハ長調からニ短調までの異なる24の調性での風景画が 美しい旋律でいっぱい鳴り響く曲集として知られていますが、 麗しい演奏で聴き手を楽しましてくれます。
ピアノ協奏曲第2番OP.21も収録されている かなりボリュームのあるコンテンツとなっています。
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三浦友理枝「ショパン:24のプレリュード」
エイベックス・エンタテインメントからリリースされた 三浦友理枝の「ショパン:24のプレリュード」です。三浦友理枝の演奏の特徴は、正確な演奏技術と、 音の粒立ちが優れている点にあります。
三浦友理枝さんの外見をみると上品で繊細な演奏をするピアニストのように 見えるかもしれませんが表現はとてもダイナミックで、ショパンの創意とピアニズムを最大限に生かした演奏がとても魅力です。
ショパンプレリュード(以外にも、ボレロOP.19や3つの新しいエチュードなども 収録されているので必聴!
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コルトー「ショパン 24の前奏曲集」
EMIミュージック・ジャパンからリリースされた アルフレッドコルトーの「ショパン 24の前奏曲集」です。アルフレッドコルトーは生涯ショパンを愛し続けた フランス生まれのピアノの巨匠です。
完璧な演奏を求める方にとっては、コルトーはどうも自分には 許容しがたいと思う方も出てくるかもしれませんが コルトーの演奏の本領はテクニック面ではなく詩情にあります。
コルトーの繊細なニュアンスを見事にピアノを駆使して表現する という部分に関してはまさに神業なのです。
録音の年度が古かったり、質が悪かったりするという部分が どうしても気になってしまうのですが、 それを抜きにすれば情念のドラマが展開されている名演といえます。
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まとめ
以上がショパンプレリュードCDお勧め聞き比べ10選でした。
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