ショパンポロネーズCDお勧め聞き比べ8選-ポーランド舞曲の最高峰
ショパンポロネーズCDお勧め聞き比べ8選です。
ここではアシュケナージ、ルービンシュタイン、ブレハッチ、ダン・タイ・ソン、ポリーニ、フランソワ、カツァリス、オールソン のCDを徹底比較してレビューします。
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Contents
ショパンポロネーズCDお勧め聞き比べ8選
アシュケナージ「ショパン:ポロネーズ全集」
ポリドールからリリースされた アシュケナージの「ショパン:ポロネーズ全集」です。アシュケナージの力強い男性的で英雄的な一面を 垣間見ることができる録音です。
アシュケナージ自身がショパンコンクール第5回で 英雄ポロネーズOP.53を猛烈なスピードで演奏し、 審査員のミケランジェリを驚かせたことで有名です。
この録音でもかなりのハイテンポで快活に演奏していて 名演奏といえる演奏といって過言ではありません。
流石アシュケナージで、通常はショパンポロネーズの録音は 7番までというケースが圧倒的に多いにもかかわらず、 遺作の16番まで収録してくれています。
アンダンテスピアナートと華麗なる大ポロネーズOP.22が収録されていないのが意外でしたが、 あまり知られていないショパンポロネーズに触れる良い機会 だと思います。
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ルービンシュタイン「ショパン:ポロネーズ全曲」
BMGインターナショナルからリリースされた ルービンシュタインの「ショパン:ポロネーズ全曲」です。ルービンシュタインが全盛期の1950年代の録音ということで かなりエネルギッシュに満ち溢れた男性的な力強い演奏を聴くことができます。
やはりポーランド人の血が流れているルービンシュタインだからこそ ポーランドの民族音楽独特のリズム感が出せるようで、 ルービンシュタインの強靭な打鍵と、自信に満ちた堂々としたポロネーズのリズムと いい、ショパンの祖国に対する愛国心を忠実に表現した演奏を披露して くれています。
ちなみに ショパンファンにとっては、ルービンシュタインの演奏は 必ず聴くべきといえるスタンダード版ですので、 録音が古いということもあり録音状態は決して良くないとは いえ音楽性に関しては十分満足のいくコンテンツなので必聴です。
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ブレハッチ「ショパン:ポロネーズ集」
ユニバーサル ミュージック クラシックからリリースされた ラファウ・ブレハッチの「ショパン:ポロネーズ集」です。2005年ショパンコンクールで優勝したブレハッチですが、 ポーランド人の優勝は、1975年のショパンコンクール以来の 優勝者ということでショパン再来と騒がれたことで有名です。
しかもポロネーズ賞を獲得しているだけあって、ポロネーズに優れた演奏 を披露してくれます。
ブレハッチの演奏は、タッチがとてもキレイで、上品で、しなやかな 演奏を披露してくれるのが大きな特徴です。
この録音を聴いていると、ポロネーズとはこうあるべきだと思わせてくれるほどの 説得力を感じずにはいられませんね。
古いルービンシュタインの録音も素晴らしいですが、むしろ ブレハッチのポロネーズをスタンダード版にしても良いのではないかといって 過言ではないほどの演奏です。
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ダン・タイ・ソン「ショパン:ポロネーズ」
ビクターエンタテインメントからリリースされた ダン・タイ・ソンの「ショパン:ポロネーズ」です。ダン・タイ・ソンは1980年のショパンコンクール第10回で優勝していますが ポロネーズ賞も獲得しているほどの腕前です。
コンクールではアンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズOP.22を 演奏していましたが、この録音では ポロネーズ16番まで収録されているだけでなく、 アシュケナージ版にも収録されていなかった アンダンテスピアナートと華麗なる大ポロネーズOP.22まで 聴くことができます。
とてもキレイな音色での演奏を聴くと、アッという間に惹きこまれて しまいます。
中でも英雄ポロネーズは左手のオクターブの箇所をやたらの大音響で 演奏しているのが気になりましたが、 ダン・タイ・ソン独自の解釈であったのだと思います。
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ポリーニ「ショパン:ポロネーズ集」
ユニバーサルミュージックからリリースされた ポリーニの「ショパン:ポロネーズ集」です。圧倒的なテクニックと完璧さで1960年のショパンコンクール第6回を 満場一致で優勝しているポリーニですが、 ショパンコンクールでは5番のポロネーズを完璧に演奏していました。
18歳という若さで、最難曲であるこの5番のポロネーズを演奏した 審査員はみな度肝を抜いたそうです。
この録音は全体的に堂々たる風格を漂わせる力強い演奏が多いですが、 英雄ポロネーズは非常にゆっくりとしたテンポで、 滑らかな演奏をしていて、本当にポリーニの演奏なのかと拍子抜けしてしまったほどです。
また 遺作やアンダンテスピアナートと華麗なる大ポロネーズOP.22が収録されていないのは 残念ですが、十分聞き応えのある録音です。
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フランソワ「ショパン:ポロネーズ集」
EMIミュージック・ジャパンからリリースされた サンソン・フランソワの「ショパン:ポロネーズ集」です。フランソワの演奏はとてもクセのある演奏をすることで有名で、 軍隊ポロネーズや英雄ポロネーズにしても、かなりトリッキーな演奏なのですが なぜか何度も聴きたくなるような不思議な演奏です。
自由奔走でソフトなタッチで演奏する箇所や、急速なテンポで ダイナミックに演奏するパッセージがあったりと、非常に 聴いていてワクワクするピアニストです。
スタンダード演奏になるのには困難かもしれませんが 一味違った演奏を楽しみたいという方にはきっと楽しめる 録音であると思います。
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カツァリス「ショパン:ポロネーズ全集」
ソニー・ミュージックレコーズからリリースされた カツァリスの「ショパン:ポロネーズ全集」です。超絶技巧ピアニストとして知られているカツァリスのショパンポロネーズを 聴いていて思ったことは、麗しさと美しさを兼備した絶品の 演奏を披露してくれました。
出だしのアンダンテスピアナートと華麗なる大ポロネーズOP.22は、 たいへん左手のアルペジオの歌わせ方が非常に巧妙で、 美しいポロネーズに仕上がっています。
この録音もサービス精神旺盛で、遺作のポロネーズのほか、 アンダンテスピアナートと華麗なる大ポロネーズOP.22や 葬送行進曲OP.72-2が収録されているのも嬉しい!
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オールソン「ショパン:ポロネーズ、幻想曲、舟歌」
EMIミュージックジャパンからリリースされた ギャリック・オールソンの「ショパン:ポロネーズ、幻想曲、舟歌」です。1970年のショパンコンクール第8回でアメリカ人として始めての優勝者なった オールソンの演奏が聴けます。
ショパンコンクールでは、軍隊ポロネーズを演奏していましたが、 消えかかるほどの小さな弱音からダイナミックな大音量まで、 完全にコントロールが行き届いた完璧な演奏技術によって演奏されており、 コンクールではオールソンの優勝はほぼ誰の耳にも明らかだったそうです。
全体的に思ったことは、勇ましく力強いタッチを存分に演奏に 反映させた名演奏である点です。
なお 遺作のポロネーズ、アンダンテスピアナートと華麗なる大ポロネーズOP.22、 舟歌OP.60、幻想曲OP.49まで収録されていて、かなりおまけの多い録音となっています。
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まとめ
以上がショパンポロネーズCDお勧め聞き比べ8選でした。
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