ショパン前奏曲編曲お勧め-前奏曲2曲を合体させたバラキレフの力作。超絶技巧曲イスラメイを彷彿させるかような華麗は圧倒的！

ショパン前奏曲編曲お勧め-前奏曲2曲を合体させたバラキレフの力作

ショパンの前奏曲は、それぞれの曲が短く、雨だれなどの比較的大規模な曲を除き、通常24曲まとめて演奏されます。

単独ではめったに演奏されないショパンの前奏曲に編曲を加えた恐るべき天才がバラキレフ(Mily Balakirev)です。

バラキレフといえば、超絶技巧曲「イスラメイ」の作曲家として知られているのですが、演奏会やコンクールでもイスラメイくらいしか演奏されないのはとてももったいない話です。

数あるバラキレフの曲の中でも特に驚嘆したのが「2つのショパンの前奏曲の主題による即興曲」です。

この曲は、全く性格の異なるショパンの前奏曲OP.28-11とOP.28-14を合体させた上、派手な装飾音をつけて大規模な曲に編曲してしまった驚くべき力作ですので是非ご覧になって下さい。

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Contents

1 2つのショパンの前奏曲の主題による即興曲の動画
2 2つのショパンの前奏曲の主題による即興曲のCD
3 2つのショパンの前奏曲の主題による即興曲の楽譜
4 まとめ

2つのショパンの前奏曲の主題による即興曲の動画

OP.28-11の主題で曲がスタートするのですが、これはショパンのソナタ2番の最終楽章を連想させる不気味なユニゾンの曲です。

OP.28-14

ここからOP.28-14の主題が開始します。

この曲は、ショパンの前奏曲の中でも平和な雰囲気の曲であり、第一主題の不気味さから開放される束の間の安らぎという感じです。

その後は、再びOP.28-11の主題が再現され、イスラメイのような派手な装飾音が付け加えられ、壮大に幕を閉じます。

演奏動画を是非お楽しみください。

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2つのショパンの前奏曲の主題による即興曲のCD

この曲はイギリスのピアニストNicholas Walkerのアルバム「Complete Piano Works 5 Balakirev」に入っており曲名は「Impromptu – (after Chopin’s Preludes in E-flat minor and B major)」です。

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2つのショパンの前奏曲の主題による即興曲の楽譜

この曲はバラキレフの楽譜に収録されており、楽譜のタイトルは「Mily Balakirev: Complete Piano Works vol.5 」(出版社Konemann)です。

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