ショパンロンド全曲解説動画付き-ショパンマニアから人気がある曲集
ロンドとは、フランスで確立された音楽形式であり、 主題が登場する中で、異なる別の主題が演奏される特徴があります。
4曲のロンドをショパンは作曲していますが、ロンド形式はショパンは あまり得意ではなかったように感じます。
マズルカ風ロンドを除いて他のロンドは 演奏される機会はほどんどありません。
ショパンマニアの方は、是非ともロンドの布教活動をしてください。
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Contents
ショパンロンド全曲解説
ショパンロンド第1番 OP.1
ショパンの記念すべき第一弾がこの曲で、 作品番号1です。
ショパンの初期の作品ということで傑作といわれるレベルには達しているというには 至りないという感じです。
演奏される機会も非常に少ないです。
ただ、快活なパッセージで始まる主題や、情熱的な箇所、甘美な箇所などが 曲に盛り込まれていることを考えると、ショパンが早熟であったことが 予想できます。
ピアノの演奏技術面についても中級以上のレベルですので 決して易しい曲ではありません。
ショパンの初期の曲に触れるという事に大きな意味があると思います。
ショパンロンド第2番 OP.16
このロンドの特徴は、序奏がかなり長く、規模が大きいという点です。
別名「序奏とロンド」と呼ばれることもあるそうです。
このロンド主題には、ポーランドのクラクフ地方で生まれた民族舞踊である クラコヴィアクのリズムが用いられているというのも大きな特徴です。
ショパンロンド第3番 OP.5【マズルカ風ロンド】
3拍子のユニゾンの序奏で開始し、マズルカのリズムを駆使した主題が 登場します。
ショパンが16歳の時の作品であり、16歳とは思えないほどの独創性や 音楽性を兼ね揃えていることには驚かされるばかりです。
2010年のショパンコンクールでは、選択曲目が増えたためか、 この曲を選択している演奏者が何人かいました。
もっとメジャーな存在になって、頻繁に演奏されるようになるのが 望ましいと思っています。
ショパンロンド第4番 OP.73
ショパンの死後に出版された遺作となるロンドで ユニゾンの長い序奏を経て、快活なロンドの主題が登場します。
明るさともの悲しさの2つの局面を兼ね揃えた一曲です。
3連符の急速なパッセージが腕の見せ所となるのでしっかり練習しましょう。
ちなみに2台曲用の編曲楽譜も出版されています。
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まとめ
以上がショパンロンド全曲解説でした。
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